フェリージの魅力に惹かれるその理由
フェリージ バッグの魅力には、レトロとモダンの一見相反する独創的なデザインが目に留まる。さらに、メンズ・レディースを問わずに使えることやフェリージのバッグは、軽く持ち運びに便利でありなおかつ丈夫である。実用性とデザインの両面に長けているのが、フェリージ人気の大元である。これを実現できるのは、上質で厳選された革とナイロン、キャンパスといった素材の融合によるものだ。フェリージのバッグを実際に、3年ほど使っても汚れもつかず生地が厚手であるので、かなり耐久性に優れている。機能性に関しても文句のつけようがない。これだけの利点が、フェリージのバッグにはあるわけで人気があるのは当然、いや必然だろう。もう一点、忘れていけないことは、フェリージのバッグは職人の手で一つ一つ丁寧に作られていること、大量生産ができないことから、バッグに人の温もりと愛情を感じることができる、数少ないバッグブランドである。それこそが魅力あるバッグ、フェリージの特性といえよう。
フェリージの財布も、バッグと並んでメンズ・レディースを問わず人気のある商品である。男性であればおしゃれなスーツを着て、片手にフェリージのバッグを持ち、スーツの内側からフェリージの財布を取り出す。そんな場面を女性の立場からみると、おしゃれに拍車がかかるようである。フェリージを使い出す年代を見ていると、30代になってからが多く見受けられる。金額的なものが左右していることも、いなめず20代前半でもかなり興味をしめす方がいるようだが、フェリージの哲学もしくはテーマともいえる、レトロとモダンの考え方からすると大人のメンズ・レディースがターゲットとなるのであろう。また、フェリージの製品は天然素材・自然素材を使用しているため、年月の経過とともにより美しい風合いや味わいが出てくる。革本来の良さが、人が大人になっていく過程と調和するのもフェリージの良さをかもしだしているのだろう。
フェリージはバッグや財布で人気があるが、1973年にイタリア・フェラーラという町で革工房からはじまり、初代社長アレッサンドロ・フェリージが独学で革製品の製作をはじめ、デザインと品質にこだわりはじめて作ったのが、ベルトであった。このときのフェリージのスピリットが‘古きものは美しきかな‘(フェリージ社より)このスピリットの考え方は、日本人である私たちのルーツでもあると思う。そこに歴史を感じ、先祖を大切にし、古来からの伝統や文化をも感じさせる。フェリージのスピリットは、「遊びなれた大人だけが享受できる」とうたっているが、まさに精神的成長を遂げた大人のブランドといえる。バッグや財布等には、モデルナンバーとともに、15世紀から続くフェラーラ地方領主‘フェリージ家‘の紋章を刻印していることからも、フェリージスピリットを感じることが出来るのだ。